どもKENTEKOです。
それがこちら、
内容の大半はYouTubeチャンネルである『島田秀平のお怪談巡り』で話されている内容でした。だからといって面白くないかといえば、それは違いました。
動画で見て、これはぜひ活字で読みたいという衝動に駆られ、電子書籍が半額くらいの価格になっていたのでポチり読み進めておりました。
私は、これまで色々な死後情報について触れてきましたが、ところどころで腑に落ちない点がどうしてもありました。
その内容を伝えている方の立ち位置が見えてしまう。
ついつい宗教っぽい部分が含まれてしまうとか。
概ね言ってることは、どれも同じ方向性であり理解はできていたのですが、そういう小さな違和感が所々に出てきて「これはどうなのかなぁ?」と思う事が多々ありました。
私が感じていた違和感は、全員が同じ善人だけだったら、経験値が増えないじゃんっていう想いが凄く湧いてて。
ずっとお腹一杯にならずに、輪廻し続けしなきゃいけないじゃないかと。
生きている世界での感情や善悪を越えたところに正解はあるんじゃないか、という意識がずっとあって。※悪行を推奨してるわけではありません。
時々出てくる見守る善良な宇宙人的に「こいつら野蛮」と受け取られるとか、事ある毎に行動制限をかけている感じがしていた。
そういうのも含めての今生なんじゃないかと。
大戦中のパイロットだったという人の生まれ変わり話があって、その人は戦時中に戦闘機で何人もの人を葬ってきたらしい(そう語っていた)のだが、早々に生まれ変わって今の家族と幸せな生活を送っているというのを見ると、何者かに裁かれることはないのかなと思った。それは環境がそうさせた訳であり、個人が望んでやったことではないので、色々事情が違うのかもしれないが。
でも立場が変わると、そんなことをしたら無条件で地獄行きということが、さも当たり前の様に語られるのが現実。
この本の内容はそういう意図がなく、目の前で起こったことや経験したことを、普通の人が忖度なく書かれている感じがしました。
私は今父が亡くなった悲しみはかなり薄れ、今はその時はどうなるのだろうという興味の方が勝っている。
父が目の前に現れてこないのは、ちゃんと次のステップに行けたからなんだと、何となく感じ取っていたのはある。実際に出てきたら怖いしね。
この本に書かれていることに、目の前に出てくるのは認めず、選択をしなかった存在という記述を見てやっぱりそうなんだなと。
仮にその選択をしてなかったとしても、敗者復活戦な対応で一緒に連れて行ってもらうというのもあるらしいので、自分のその時に傍にいたらお願いしてみよう。
まぁ物わかりの良い父なので、とっくに先に行ってて、そんな心配は無用だと思うが(;^_^A