Kenteko Blog

世間に渦巻く罵詈雑言を無視し健やかに生きるために

始まる転職活動

どもKENTEKOです。

 

他人からの指摘や指導は、大変ためになるものですね。

そこそこの規模の会社を退職したばかりでは、”薄汚いプライドの衣”に包まれていて、素直に聞き入れることはできなかったでしょう。

その変な拘りのせいで、独立後は非常に苦労しました。

 

単なる一企業の管理職というだけでは、辞めてしまってからは誰も相手にしてくれません。

昔の名刺を出すなんてことはしませんでしたが、昔の話をしたとて、それは自分の心の空虚さを埋める自己満足にしか過ぎませんでした。

思い出すだけで赤面しちゃいます。

 

そんな薄汚いプライドの衣も、日々「私は歯車なのだ」とやっていれば、いつの間にか無くなっていきます。

ここまでの道程は、私にとって汚い意識部分をぶち壊す期間だったのかと、今では思うことができます。

肩書に左右されず、自分軸を持ってやってみたいことに恐れず飛び込んでいく。

 

父の死で、改めて人生は短く、しかも今の人格は一回こっきりなんだと再認識しました。

 

ここ最近の「このままでは良くないんじゃないか?」という疑問から、本当にそうなのかを確認して、その不安が正解だったと気付いた時、「でも怖いし面倒だからこのままでいいか」という気持ちが、ほんの少し前まではあったと感じます。

 

今の仕事はキライではないし、何より結構楽で休日も大企業の休みに合わせられるというのはかなりのメリットだと思いました。

しかし待遇はアルバイト扱いで、仕事が無くなれば簡単に切られる訳ですし、無職になって保険もないので単なる無収入になるだけ。

 

最近は連休の度に、精神的負担が増加する案件が発生してきて、休みが楽しくないという人生の末期症状みたいなのもある。

 

そこに集中しすぎると、辛いことが辛いだけの経験で終わってしまいそうなので、広大な宇宙空間を思い浮かべ、その中を太陽系の一惑星地球のさらに日本という土地の中部エリアの県の中で、ちっぽけな微生物レベルの人間の体で、金の貸し借りに悩んでいるとか思うと、もうちっさいちっさい。

 

以前、先史文明研究で有名な浅川 嘉富先生が講演会でよく話していたのが、「いくら一部上場の大企業の副社長だといっても、一歩会社の外に出たらタダのおっさんですから。外で肩がぶつかって、相手に「俺はあの会社の副社長なんだぞ!」と言ったところで「それがどうした」と殴られて終わり」とか言ってたのを思い出した。

浅川嘉富 - Wikipedia

 

それと昔、同じ部内の各課の課長が集まってのミーティングの合間、とある課長が「自分達はレジェンドなんだ」と私も含め言ってたのを偶然聞いて、自分が言った訳ではないのに急激に恥ずかしくなったのは、そういう謙虚な気持ちを忘れて他人がではなく、自分で自分達を『レジェンド』と称えてしまうその姿勢。

 

よくネット漫画で、世界が認める最強の人たちが、まさに厚顔を絵にかいて演じさせており、妙に鼻につくことがある。

それがリアルに目の前にあったのだからビックリしたのと、自分より下と位置づけられる役職者への態度の理由がソレだったのかと理解できた。

でも自分にもそういった傲慢さはあったのかもしれないと反省。

 

散々叩き潰され、すり潰されて風に流れてどっかに行ってしまったプライドと勘違いしていた驕りの数々。

今では『謙虚になれよっ!!』と叱られることはないだろう。

謙虚になれよ - Bing