どもKENTEKOです。
私もまた人の指導、教育について携わっていく事になるので、現状関わっている業務における問題点について考察をしてみようと思った。
恩師社長のとこのOJT
効くと最初に完成形を教えず。徐々に教えて完成形へ近づけていく方針。
一応息子氏の方針なのですが、正解を教えられないままで指摘を受け続けるのが、ずっとダメ出しをされている状態で辛くなります。これが彫刻や陶芸といった職人にやる仕事だったらわかるのですが、あくまでもネットに出品していく作業においてソレでは、お互い時間がかかってしまう。
答えがわからない中、その工程は教えられておらずに起こったトラブル。
当時(恩師社長側が)忙しいからと、30分程度のレクチャーをしてもらったのだが、それで全てを受け継げるはずもなく。
すでに教えてあった事をやれてなくて指摘を受けるのであればまだ分かりますが、知らない事を指摘されダメ出しをされてもさっぱりなので「あーそうなんですか」と生返事になりがち。結構モチベ下がるよ。
「この程度やれるでしょ」じゃなく、「自信を持ってやってもらうためにしっかり身に付けてもらえる様教えます」のスタンスで時間をかけないとやり直しばかりでお互い時間を取られてしまう。正に今がソレ。
過去の経験では
以前、私がスタッフの指導役をやってた時の事を思い出した。
配達スタッフについては最低一週間同乗をする。
判らない事や業務の手順なんかを相手が理解するまでやってた。
そういう経験があるからこそ、現状のOJTについては粗が目立つというか教えていない事の責任所在をこちらに求めてはいかんよなと。
「教えてなかったらごめんなさい」のスタンスで確認をしないといけないと思う。
同業他社では
先日行ったリユースショップの店内に求人ポスターが貼ってあった。
仕事内容は私が内職でやってる事とほぼ同じ。
時給は地域の最低時給。週3日から、4時間~勤務OKの文言。
ポスターに出ている画像から、どういった作業工程なのかが推察できた。
採寸、撮影、登録は別パートになっており、それぞれがその工程の決まった部分までを行うという感じである事が判った。至極自然な作業割り当ての結果。
調整などはその場でスタッフ同士確認できたりするので、翌日LINEでダメ出し文章だけ伝えられるよりも気持ち的には楽だ。
その作業を行うのに最適化された環境になっている事が重要ポイントであると考える。
私の場合、自室でその環境を整えるために1万円近くの出費をして整えたが、追加で来た内容は更なる出費が必要な内容で。
それを見て「ちょっとソコまではやってらんないなぁ」というのが率直な感想。
その環境投資額を取り戻すまでの作業は、全て無料の奉仕活動となってしまう。
途中で辞めたら赤字確定。辞める予定の私はまた赤を被ったわけで(;^ω^)。
今が経営者で、後々その数十倍の利益を取り戻す予定で動いている場合であればいいが、固定作業賃の内職ではスタートから出費がある案件というのはかなりキツイ。
その仕事が人に選ばれるかどうかの重要なポイントである。
起きるべくして起こったトラブル
そんな正解が判らない状態の作業結果として、販売先とのトラブルがあり返品を受けたという報告を受けた。
そして環境を作らないと言われた事が達成できない。
でも内職がそこまで出費するのはおかしくないか?
出費があれば実質の作業単価が落ちていき「やってられんわ」と人が離れていくという構図が見えてくる。
物価も高くなるし、これから人はより高い報酬金額のところを探さざるをえないと考えられるから。
妹がそうだった。下の甥っ子がまだ小さく、私の手伝いで同じ事をやっててくれたのだが、甥っ子が保育園に通える様になった時にスッパリ辞めて今は時給1000円以上のところで毎日楽しく仕事をしていると言ってた。
そこに至るまで色々仕事が続かなかった妹だが、今回は辞めたい的な事は一言も発せずに楽しそうで何より。
『100点主義』の弊害も
そうした具体的な正解を見せられない中での調整が続き、完成が見えずいつOKが貰えるのかわからないという心理的負担も重くのしかかる。
「このくらいでいいんじゃないですか?」と言ってくれる人が管理側に居ないので、一旦認められた部分に寄せていく事ができない。
それでもどこが着地点なのかがわからないまま続き、完成の追求が仕事になってしまっている。当然時間もかかるしミスも続くことになる。終わらないのである。
※私の場合、実施済の一ヵ月分約4万円の作業は無料奉仕だけどね(;^ω^)
最後に
色々書いてみたが、あくまでも作業(指導)の進め方についての疑問、提言である。
どこの誰がとか、個人への批判などではないことを付け加えておく。
今の内職仕事は「それはアカンのじゃないかな~」と思いつつ、もう言われる事をこなすだけの立場なので心に納めておく。
そんな直近の経験から自分が人を教える時には、より効果的な方法や教え方を考え動こうと心に誓うのであった。
それが生産性アップの近道なのだから。