どもKENTEKOです。
今朝、会社を買ってくれた現オーナーから電話があった。
少々悪い予感を感じながらも電話に出てみる。
電話の内容
・大家側から来年の契約満期で解約をしたいとの話があった。
・大家側の解約理由は、以前からある駐車場の使用問題。
という内容であった。
やっとこさ軌道にのってきて「さぁ、これから投資回収だぞっ」て時にこれである。
現オーナーも「ちょっと待ってくれや」という感じで私に相談の連絡をしてきた。
相談の内容は、元々大家と顧客関係であった元共同経営者S氏に繋いでもらい、この大家側の提案を何とか回避できないだろうか、という事らしい。
S氏的にはどうなのか
話を受け、S氏の立場で考えた。
無駄に付き合いは長いので、大体こんな感じで考えるだろうなってね。
大家との契約関係から真っ先に抜け出したのは元共同経営者S氏である。
今ノコノコと出てきて、一体何を話せばいい。
現オーナーとは面識がない、何を弁護すればいいのだろう。
自分達が作った店という事もあるが離れてから一年以上経過、すでに他人の店となっていて思い入れ的な事も今となってはである。
そもそも出てきている”駐車場問題”は、S氏の時から続く問題で、その問題の元祖とも言える人物が出てきたところで何の解決にもならないし、説得力もない。
きっと大家からは「Sさん、あなただから貸したのに話が違っているじゃないか」って言われ追求されるのが関の山であろう。
う~ん、そんな苦行の場に平穏を迎えつつあるS氏を呼び出す事は避けたい。
私の優しさである。
大家の言い分
この件で一番質が悪いのは、不動産屋や管理会社を通していない環境にある。
要望を明文化しない大家側の対応にも不満がある。
元共同経営者S氏の自宅リフォームを行った大家との関係からの賃貸契約であり、それから私に移り、更に現オーナーという別の利害関係が無い人物に移ってから、大家側の対応は一変した。
冷静に考えると、賃貸契約上的に普通になっただけではあるが。今までがS氏が自分は顧客という目線で大家側に色々無理難題を依頼してきた事もあって、S氏が居なくなってからその反動をモロに受けている気もする。
色々理不尽だと感じるのはソコなのである。
大家としても、駐車場の問題しか突っ込みようがないので、とにかくソコを重点的に問題として取り上げ、何とか退去願おうという意図が汲み取れる。
契約上の事なので、慎重に対応していくしかないのですけど。
相談に関して
現オーナーには、いまさらS氏が出ても問題が拗れるだけである、という考えを伝えました。
S氏が離れてから一年弱、忘れた頃に忌地で大家に謝罪とか、もうそれは『呪い』の類ですよ。
私も今回電話もらっただけで胸が苦しくなりましたので、直接交渉の場に出張るなんて考えただけでも恐ろしい。
そう考えると、あの場所にはトラウマ級のダメージを受けているんですよね。
なので、S氏と大家を今繋ぐ件については、やんわりと無理っぽい事をお伝えしました。
私としては、もうあのラインには関わりたくないので(;^ω^)
弁当屋の今
さて弁当屋の今ですが、現在月商400万円くらいになったんだと。スゲー
配達エリアも複数の市に跨る感じで拡大しているみたい。
配達車両も当時から二倍に。
営業の仕方も、昨今のコロナ禍なので、やり方も変えてみたら上手くいったと。
それもコストがかかるやり方なので、個人経営のカツカツ店では中々やれない手法であった。
資本主義、やっぱり体力のあるところが勝つのだなって。
食数が増えれば働く人が増える、設備も増えるで経費が多くなる。残る利益はわずか。
薄利ビジネスの構造的問題は永遠に継続。
これは解消しようがない。
プロパー融資枠
新規融資は受けず、現オーナーさんの個人資産から400万くらいを追加で入れているらしい。※やはり追加投資が出来なければ、成長しないと思わされた部分。
金融機関からは、すぐに500万くらいの融資を受けられるプロパー融資枠は確保できたと。
今はそれに手を付ける予定はないらしい。
金融機関が借りて欲しい客になったのも凄いな~。
事業あるある?
この先移転となると追加の出費(移転費用、原状回復費用)が発生するので、現オーナーとしては今それをするのは超絶に嫌だと。
「一体いつになったら投資回収できるんだ?」という愚痴も出た。
事業あるあるの「ひとつ上手くいったら、ひとつ悪い事が起きる」の典型を見せられている気もする。
しかしこの商売、すでに顧客が居るというのが強みなので、移転費用の回収が追加されるが、なんとか上手くやっていって欲しいという思いで電話を切ったのでした。
やっぱり投資回収が出来るのは5~6年後なのかな。