どもKENTEKOです。
株式は上がったり下がったりします。
時に新政権発足や何かのイベント事の時には『ご祝儀相場』なんて呼ばれ、高値が付く事が多いのですが、今回は自民党の新総裁に岸田氏が選出され、新政権発足の翌日。
朝一のニュースで『東証700円安』の文字が飛び込んできた。
おやおや?と思っていると、次は『900円安』
市場の反応が悪い。
何事かと調べていくと、『譲渡益の増税』について触れたみたいですね。
これまで20%であった譲渡益を30%にするという趣旨の発言。
これで株式を所有していた、またはし始めた層も悲観して株を手放す状況になった様な書き込みが多かったです。
これも日本特有の『下に前倣え方式』ですね。
世界では上に向かって合わせていくのが主流ですが、上に引き上げるよりも下に揃える方が指導者の心理的には楽なんでしょう。
で下は楽になるのかというと、決して楽にはならず、むしろ以前よりキツくなっているのが日本流。大前研一氏風に言うと『This is 日本人』
例えば、
譲渡税を時限的に減税、投資しやすくする環境を構築。
企業や個人への資金流入量を多くし、設備投資や人件費の増加に繋げ、長引くコロナ禍の影響を短期で回復基調に持っていく。
という感じの政治を望むのだが、昔ながらの『経済成長』と『貧困対策』をごちゃ混ぜにした結果、『譲渡税を引き上げる』という税金を徴収する側しか勝たん政策を発表しちゃう厚顔無恥さなのである。
☆彡
何の記事かは忘れましたが、
ヤホコメで「無駄を無くす為に、議員報酬を減らせ。議員を減らせ」というコメ主に意見が出ていたのを見ました。
そこで、世の中が変わったと感じたのは、そのコメ主の意見に対し「それは違う」という意見が多かった事。
ひと昔は「高い議員報酬をもらっているのに、議会で眠っている議員がいる=無くせ~減らせ~」が多数を占めていました。
ここ最近は「そんな議員にちゃんと仕事をさせないといけない。」「議員報酬を減らしたところで、貧困で嘆いているコメ主の生活がよくなる訳ではない。」といった至極まっとうな意見を見かける様になった。しかもそれが結構多い。
☆彡
国民が納税者としての自覚を持ち、税金を糧に活動する人の監視や指導を行うという、本来納税者が当たり前に持たねばいけない意識の意見が前面に出てきたのだと思えた。
長い事植え付けられてきた『お上思考』は転換しないといけないと考えてきたが、そういう意識と動きが出てくるのは良い事だ。
それを政治屋の皆さんはあまり感じていないみたいなので、これまで通りの「しゃんしゃん国会運営」では淘汰される議員が多数算出されそうである。