Kenteko Blog

世間に渦巻く罵詈雑言を無視し健やかに生きるために

急に出てきた45歳定年制の提言

どもKENTEKOです。

 

先日あたりにネット界隈で話題となっていました『45歳定年制』

その内容には賛否両論の意見が錯綜していました。

ある意味、虎の尾を踏んだかの如く叩かれる様を見ていました。

 

私個人的には、ちょうど転職を決めたのがそのあたりの年代で、内容には違和感を持たない側です。

 

私の場合、20~30代をがむしゃらにやって、社内で凡人がたどり着ける最高位の役職まで行き、一息つくのがちょうどそのあたりの年齢でした。

その後、会社の人事制度の変更があり、役職も職務権限も無くなった事で、そこでの生き方が見えなくなった時に転職しました。

 

まぁ、私の転職も知り合いの粗相で、早々にその会社を辞める事になりましたがね(;^ω^)

ただ、タイミングだけの話でいけば、これを言っているサントリーの新浪社長も色々と会社を移っているみたいなので、会社に対する愛社精神を培うよりも”稼げる人”を重用したい思いが強いんでしょう。

 

経営者の本音、決められた期間にどれだけ稼ぎだせるかに集中し、相応の報酬を得る事に重点を置く、そんなイメージを受けました。

 

 

 

 

 

 

昔の上司が言っていた事に共通する

この話を見てて思い出した事がありました。

それは「正社員を無くして、全員契約社員に切り替える」という案を私に伝えてきた元上司の事。

私自身、ちょっと立場的に落ち着くかなと思っていた矢先の事だったので驚きました。実現はしませんでしたが。

一社員の立場としては「そんな正社員を無くして契約社員なんて、何かあったらどうするんですか」という考えが即浮かびました。

具体的に「何か」は何かわからないのですけど(;^ω^)

それと同時に「それなら他の事も出来るから一か所に縛られる事もないか」というプラスの面も浮かびました。

 

 

日本の会社での働き方に一石を投じるか

私の場合は転職や起業においては現時点で失敗談ばかりになってしまいますが、最近短期間ですが改めて正社員になってみて思った事で、金を稼ぐだけだったらバイトでもいいわけで、正社員である必要性って何?って考える事がありました。

また、当時の共同経営者が「経営者が頑張って労働をしていれば、いつか望む報酬が得られるはずだ」と言って休日返上で労働していた事が虚構であるというのも目の当たりにしました。

それは、経営者でも利益がなければ報酬は得られない、という至極シンプルな環境。

自分の見ている世界においては、立場の違いが稼ぎの違いになる時代が終わりつつあるのを感じたのでした。

 

 

経営者が不要と思えば切られるだけ

仕事が出来る出来ないに関わらず、その会社の経営者が「人を無くし、全部AIでやる」と打ち出せば、その会社には従業員は居なくなるだろう。

会社にとっては人件費を無くし、全て設備投資とするシンプル経営に舵を切るタイミングとなる訳だ。

AIの発展とそれによる人との交換について、私は一部は転換が起きるだろうが、一部では転換出来ないのでは?と考えている。

 

 

国内で別事業が育たなければ

転換が出来ない理由のひとつは、そもそも設備投資となることである。

またそれを設置するにも、明日明後日で出来るものではなく、ある程度の期間を経る事になる。

昔某大手EC企業の物流見学に行った事があるが、一部のフロアはロボット化されていたが、結局のところ多くの現場は人が中心となって行っていた。

 

次に、経営者側の思惑が語られる時(話題になる時)、高確率で片手落ちになるのが、購買者をどうするのか、という点に尽きる。

今回、45歳定年制を時系列で追っていたら、昨日にあたる9/1に釈明する記事があった。

「45歳でリストラしますよ」が独り歩きしてしまったみたいで、実際はそうではないという事らしい。実際のところは知らんけど。

 

 

共通の目標を作るのはよいこと

サントリー社長の思惑は読んでないのでどこかに置いといて、新卒入社した社員と会社が共通の目標を持って、日々、週々、月々、年々とやっていくのは良い事だと思う。

会社が意思をもって社員を育てる意識を持つ事になるからだ。

”そのターニングポイントが45歳なんだぜ”ならかなり分かり合える。

 

 

先月短期間務めた会社に居た落ちこぼれ社員のことを想う

センター長も含め、周囲は「アイツはほんとうに」という反応や態度ばかりであったが、会社がそんな状況をいつまでも続けるのであれば、会社は彼を自由にしてあげるべきだと感じた。(本人が望むかどうかは別として)

そんな状況は多分どこの会社でも起こりうる事なのだろう。

逆に、そんな人物でも雇い続けている会社が尊いという意見もあるだろうが、本人にしてみたら結構な地獄だと思う。

新卒入社三年目で、外に目を向けられないから居続ける選択をするしかない。

これが、会社と社員間で目標を共有できずに、本人の勝手な成長に任せきった経営者側の怠慢の結果だと思うわけ。

共通の目標を達成できなかったのであれば、それは本人の責任で然るべき評価を受けても構わないと思うが、そもそも目標も無く「使えない奴」と言ってる側の方が使えないやつになっていないかってこと。

 

 

会社が世話焼きを止めて

世の中で結婚どころか恋愛経験も無い人が結婚出来ていた昭和あたりの”世話焼き人”の様な存在が淘汰され、日本人の多くが恋愛未経験、未婚の道を歩む時代となった。

いくつかの当たり前だったことが、当たり前では無くなる変化をし続けているのかもね。

次は会社が終身雇用制度を止めるぞと立場のある方々が言い出した。

ひとつの会社に長く務めるという事が当たり前であった時代の終了を宣言し出した。

その矢面に立つのはいつものロスジェネ世代である。

もう私たちは社会実験動物だね。

 

 

アメリカのやってきた事をなぞる

以前、アメリカも昔は終身雇用だと知って驚いた。

しかし今はその仕組みは見る影もない。

日本はその後追いをしているのだと思う。

捉え方、考え方を変える時期に来ているのだろう。