どもKENTEKOです。
やっぱりそうなるよね~という感じで「初月の給料の支払いが厳しいかも」という話を社長から受けた。
初動時の資金不足については概ね予想できていたので、初月給料は保留で利益が出てからの支払いでもよい旨を伝えた。
そんな感じで、社長本人が思っていたよりも資金が足りないという状況になっており、追加融資を得る為、明日も金融機関へ相談に向かうという。
自分の経験と今回の件で、大体思っていた額の二倍は準備する様にしたらちょうどいい感じの資金になるのかなと感じる。まず自分が思っている資金額は少なく見積もり過ぎの可能性。
開始時の資金は運転資金を含める、という事をついつい忘れてしまいがち。
経営者業開始時に、いきなりやってきた心配の種ひとつ。心労から小さな円形脱毛が出てきたと教えてくれた。
50代で独立、息子も巻き込んでの船出である。本人も意識できないストレスMAX。
私は一社員なのでそこまでのストレスは無いが、私のできる事はやるつもり。
その先の結果はわかんないので今は考えない。※そうなりたい状態は常に想いつつ。
社長に釘を刺しておいた部分だが、これからの時代は少し業績が良かったからといって、一気に投資をするとかは危険であるという事。
必要に駆られて以外の投資は考えず、まずは会社に資金を貯める方向に動くのをしばらくの方針に。
社長の知り合いの取引先が店舗を減少させた話を聞いた。そこは過去に10店舗程を展開していたが、同業他社や個人の台頭により、現在は一店舗に縮小をしたという。
その目的は『生き残るため』
出てきた同業他社は無くなっていったが、潰れる事なく現在に至っているという話を聞いた。
組織を大きくする事のメリット、デメリットがあるのだが、日本の社会情勢を考えれば今はこじんまりで着実経営が長生きするのだと思う。
関わる数人が食っていける売上の獲得と生き残りであれば、達成する可能性はかなり高く設定できる。
昔住んでた場所に個人経営でやってるFFS(フジファミリーショップ)があるのだが、私が住んでた時期と現在まででかれこれ40年以上続いているのを見ると、こじんまり最強だなと思う訳。あと地域密着ね。
☆彡
そんな社長の話を聞きつつ、改めて始める事業における売上の柱の確認を行った。
今回、売上を作る三本の柱があり、その内一本はこの数年の間に実施し、売上が立つことのテストができている。
新規が二本となるが、強みは売上を作る仕組みが三つもあるという事だね。
そちらも自分たちでは無いが、顧問先でニーズについては確認済だという。
また作る店舗規模で、どれくらいの売上規模が見込めるの数字も知っているので、目標数字が見やすいという感じ。
自分達がやろうとしている規模でどれくらいの売上になるのかが判っているというのは、強みだと思いましたね。予算が立てやすく利益が出しやすい感じ。
場所の違いもあるので、予想の100%通りになるとは限りませんが、目標数値が見えているのはやりやすいですよ。無駄に空回りする事も無くなりますので、経費管理も適正ラインに保ちやすい。
それでも不測の事態が起こるのが経営なので、そこは経営者の御愉しみポイントという事で恩師社長には乗り越えていって欲しいところ。
これまでの様に会社が守ってくれる立場ではなくなる。
例に漏れず、資金繰りで苦労するのは何となく見えてきた。
だからダメという事ではなく、どういう対応をしていくのかを考え、効果的な手段を講じていくだけ。
そこで経営者が目先の作業に逃げ込んではダメ、いう事を伝えておいた。自分たちが犯した失敗の顛末は過去にも何度も話しておいた。
店舗はキャッシュを稼ぐマシーン。経営者がそのマシーンの歯車になってはいけない。
そんな想いを伝え、次々とやってくる現実にフォーカスしてもらいつつ、具体的な対策と次から次へと打っていく事が出来るのは経営者の役割であり特権なのだ。
”やるしかない”けど、無謀な冒険になってはいけない。