Kenteko Blog

世間に渦巻く罵詈雑言を無視し健やかに生きるために

どんなに小さくても予算管理は必要

どもKENTEKOです。

 

会社でも個人事業でも、予算を決めて動くのは重要だと感じます。

私は管理職時代、課の予算作成がめんどくさくてたまりませんでしたが、やらなくてはいけない事なので黙々とやってきました。

しかしながら、自分以外の社員がリアルタイムに動くのが会社という環境で、基本的には予算通りにはいかないのが常。

 

当時予算作成&提出がある時期には、部下へ前もって「準備したい設備や備品などがあれば教えてね」と伝えておいても締切まで何も言ってこず、新年度が始まってから「こういうのが欲しい(結構高額)」などと平気で言ってきたりします。

 

あと関係する部署が「今期こういう商材を取り扱うのでこんな設備を準備して欲しい」と、急に予算に組んでいない費用が計上される事も常。

その結果、四半期ごとの予実管理で予算オーバーの理由を説明させられる訳。

伝える事は「俺の所為じゃねーよ」で済ませたいところだが、何かしらソレらしい言い訳をするのがサラリーマンの様式美である。

 

こういう経験をしてきたのですが、その時は会社も大きく、資金的体力も潤沢だったことから、予算を上振れても資金ショートなどする事なく計画も時間も進んで行きました。

ジワジワと私の予算管理能力に疑問を抱かれていたとは思います。

当時の風の噂で「KENTEKOのところの予算は何でこんなに毎期ブレるんだ?」と役員が言っていたと聞かされた事があります(;^ω^)

それは私も思うのですが、別部署の起案で決済も降りている事に下流部署が止める事などできるはずもなく。

その事について、疑問と不満を当時の上司である恩師に伝えていたのですが、仕方がない事という感じで流されたのも、当時まだ若かった私には不満でしたが、今は分かる気がします。

 

こういう大企業では出来た事の”慣れ”みたいなものを小規模企業でやってしまうと軽く逝けます。逝き過ぎ注意です。

そのキッカケとなった共同経営者により慣れを疑わずに推進してしまった事から、いくらブレーキを踏んでも止まらず、共同経営者が気付いた時にどっちもがブレーキを踏んでしまい事業成長を止めてしまうという、共同経営の良さを微塵も発揮できずに終わったのは笑い話。心で泣いて。

 

経営者として最初に決めた予算を超えてしまう出費をする時は、そのリターンについて真剣に考えなければ生き残れない。

アクセルを踏むのか、ブレーキを踏むのか、適切な判断が出来なければ暴走の末、終わりを迎える。

 

今回私は改めて個人事業で生計を立てていく事を決めた訳ですが、こんな小さな動きにおいても予算決めはしていくつもり。

予算を決めると固定費がわかる。

固定費がわかれば必要な粗利が判ってくる。

逆算して必要売上が見れればそれが損益分岐点に近い数値となる。

あくまでもそれだけの為のツールである。

数字だけを見ててもだめだけど、数字を見れないと話にならない。

 

将来的には委託業務の部門化と複数展開における運営サポートの事業家を目指しているので、自分だけで動く段階から色々試しておかなければならない事を理解と意識をして進めて行こうと思います。