Kenteko Blog

世間に渦巻く罵詈雑言を無視し健やかに生きるために

【心意気】嘘でも明るく

どもKENTEKOです。

 

M&Aで動いていた時、アドバイザーの方から驚かれる事があったのですが、それは「明るい」という事でした。

大体M&Aに登録される方は、事業の行き詰まりといった後ろ向きな理由があるので、雰囲気は結構暗めなのだとか。

他の売主には会った事は無いのでわかりませんでしたが、外部の方と会う時まで暗くしている必要はないと思っていましたので、自然と明るく対応していたと思います。

そういえば、同じ様な事を銀行の担当者も言ってたな(;^ω^)

創業からずっと赤字続きなので、すごく落ち込んでいると思ってたみたいで「元気そうで安心しました。」とか結構言われてた気がする。

 

なんでそんな心境で居られたのかについて

 

 

 

・なんとかなるっしょ

生活苦になった元相棒を解放し会社の経営を一人でやる事になった時から、二方向への可能性を見ていく事にしていました。

ひとつは、そのまま事業を継続し、なんとか”黒字”にもっていけるか。

もうひとつは、自分も経営から脱出したほうがいいか。

引き継いでから状況を見極めつつ、どっちにもいける様に気持ちの上での準備をしていました。

そして半年程経った頃、これまでの売上の成長曲線と作成した事業計画を見て、今の資金力では無理だと悟って売却を決意しました。

 

そのあたりから、心のどこかに「やる事やったらあとはお任せ」という事が沸いてきてて、「なんとかなるっしょ」と思っていた状況で。

なので、会う人にも明るく接する事が出来ていたと思います。

 

仕事でも強烈にキツイ仕事を任された時には「死にはしないんで」と自分に言い聞かせてやっていました。

 

・そしてなんとかなった

無事、案件登録から三か月で売却出来まして。

この三か月もアドバイザーさんの目測で言ってた期間をインプットしてから、疑わなかった事でその通りになりました。マーフィ~

その時の気持ちとしては「ここで決めないといけない」という確固たる思いがありました。

 

・失敗は自慢する

よく「なんで売るんですか?」と聞かれたが、素直に”資金不足”と伝えていました。

それ以外の失敗も笑い飛ばしながら語っていましたので、そういうところが良い印象を持たれたみたいです。

今思えば、その事業のマイナスに捉えられそうな内容でしたが、事前に知っておく事で回避できるのですから有益な情報にもなるのかな。

前々職の元上司ともまだ繋がりがあり、時々会って話をするんですが、話を聞いてるむこうがこちら以上に辛そうな顔をするんです(笑)

 

 ・面接でも重要なことらしい

とある転職サイトの情報で「暗いオーラ」「失敗談」について書いてありました。

「暗いオーラ」は、自信がなかったりする事でやはり見抜かれてしまうもの。

「失敗談」は、採用する側も失敗をしたくない訳で、どういう失敗をしてその事を記憶し身に付けているかを知りたいのだとか。

聞かれれば答えるだけだし、今が辛い訳でも無いので明るく対応するが吉ですね。

 

 

・貯蓄しといてよかった

これは本気で思う事ですが、貯蓄がある程度あったから良かった。

これが最近の統計にある様な40代平均貯蓄40~50万円くらいしか無かったら、上記に挙げた心境で過ごせていたかは微妙になるくらい重要なことだと思う。

「いざというとき」というのが今だと思うので、備える事は超重要。

 

 

・運が良かった

道中は色々大変であったが、結果を見れば”運が良かった”と思える。

なんだかんだで運に助けてもらってる事が多いと感じるので、運頼みになりすぎない程度で守ってもらおっと(笑)

 

 

 ~あとがき~

 

自分でもちょっとバカなのかな?と思う程のお気楽さですが、そうでもしないと心が壊れていたかもしれません。心が壊れてしまっては動けなかったと思うので、その様に生んでくれた両親に感謝です。