どもKENTEKOです。
時々、自分の位置を確認する為に、世間の標準や中央値について調べます。
金融広報中央委員会調べの令和2年度情報がありましたので見ていました。
◆40代の金融試算平均値、中央値
単身世帯:平均666万円、中央40万円
二人以上世帯:平均1012万円、中央520万円
この数字を見て、多いか少ないかは人それぞれと言いたいところですが、単身者の中央値40万円って、貯蓄と言えるのか微妙なラインだなと感じます。
私の意識では、最低100万円くらいからが貯蓄と言えるのではないかという線引きになってますので。
状況、環境色々ありますので、何が正しいのかはわかりませんが。
重要なのは、ここでは『金融資産』と していることです。
明確に『金融資産』と『貯金』は見ているものが違います。
◆解説サイトや動画は結構あるが
解説を行うサイトや動画が結構あるのでよく見ています。
見ていく中で、いつも「これは?」と感じる部分が。
それは「文言が統一されていない」ということ。
書いてある文言の通りだとすると、その説明では途中から内容が違ってくるという状況になる事が多々あります。
結構同じ感覚で使っている事が多いのですが、その意味を理解していると混乱します。
◆よくある文言
①貯金
貯金とはお金を貯めること。
ゆうちょ銀行(郵便局)、農協、漁協に口座を作ってお金を入れておくことは貯金と呼ぶ。
②預金
金融機関にお金を預けること。
銀行、信用金庫、信用組合などの民間金融機関や労働金庫に口座を作りお金を入れておくことを預金と呼ぶ。
③貯蓄
預貯金に加え、有価証券、保険、不動産などを含む財貨を指す。
④金融資産
「貯蓄」と同義。
◆文言が錯綜する
最初に「貯金額に関する平均額と中央値」という感じで始まるので、これだけの金銭を皆さん持ってるんだ~って思って見てると、途中の資料では「金融資産額」と書いてある資料が出てきてそのまま説明しちゃったりするのはよくあること。
最初は”金銭だけ”の話だったのに、いつの間にか”資産全て”を対象とした平均値と中央値になってる状態。
こんなイメージw
例えば、金銭としては預貯金100万円ほどしかないが、親から1億円分の株式を継いでいたりすると、預貯金は100万円のみとなり、金融資産では1億100万円となったりする。
これでは金額的に全然違ってくる。
私自身読んでいく時、『貯金』は『預金も含める』くらいの柔軟さはあるが、途中で『金融資産』となると、「ちょっ!待てよ」といった気持ちになる。混乱する。
昔、とあるコンサルさんが言ってた「文言を統一しなさい」はかなり重要なのである。
◆人の財布は気になりますが
こうしたアンケートもどこまで本当の事が書いてあるのか分かりませんので、参考程度にしつつ、ひとつの指標として把握しておくのが良いと思います。
「収入の10%を貯金しなさい」というのが後々活きていくる考え方だと思います。
私は安定した収入があった時、収入の15~20%程度を貯金や投資に回していました。
先取りでやっていたので、気持ち的にも財布的にも無理なくやってこれたと思います。
それが無収入状態に陥った時、貯めておいたお金で生き延びる事ができ、そして転職まで結ぶ事が出来ました。
不況の今、市場にお金が流れる事はとっても重要なのですが、例えば私の様な小市民レベルの一個人が張り切ってお金を使ったところで”さざ波”も起こせません。
個人レベルでは蓄えをしっかり行い、余力の範囲で消費、時々浪費も楽しむくらいが適切でしょう。