どもKENTEKOです。
物流の2024年問題について議論する番組や報道を見ることが多いのですが、特に識者を招いての討論番組って、いつも同じところをグルグル回ってる感じで、最後には絶望しか残らないとう逆パンドラ状態。
見てていつも感じるのは、違うカテゴリーの課題問題を同時に話し合うこととで、プチカオスが生じていること。
物流業界のカテゴリーはザックリだが、
■業界全般(法整備など)
■荷主
■運送会社
■BtoB
■BtoC
簡単に分けてもこれだけのカテゴリになり、それぞれで解決すべき課題がある。
こうした番組では、BtoB(企業間輸送)の話をしているのに、割って入ってきた方がBtoC(宅配)の再配達の話をし始める。
MC的には宅配の方がエンドユーザーとして経験している分、分かりやいのでそっちの方に議論を進めてしまう。
一番の問題となっている原材料や食品輸送についてのBtoB話が、いつもどこかに行ってしまう展開の多いこと。
上流の話は専門的すぎて、識者には中々踏み込めない部分なのだろう。
そこが分かっている識者を呼んでしまうと、専門的で深い部分に突っ込んでしまうので、視聴者はついていけない可能性があると思われるため、あえて避けている気がする。
それが、視聴者に紛れる業界人が、こうした構成にイラつきコメントを書きなぐるといったこともよく見かける。
業界人がコメントに書いてる内容は、基本的に「そこじゃねーだろ」という突っ込みだ。
トラックGメンの聞き取り調査も密着してるけどさぁ。
こんなん外部から見れない匿名掲示板でも設置して、トラックドライバーが荷待ち時間中にスマホで書き込みできる様な環境整備をするとかさ、人手不足の時代に情報は足で稼げとかやってる場合じゃないっての。あ、Gメンは高給取だからいいのかな。
トラック協会主導でそういうの構築したりせんのかね?
そこに書き込まれた情報で、過失度合の大きいものに集中して直接聞き取りをするとか工夫しないと、人手不足の昨今でPAに集まるドライバーと一期一会過ぎる聞き取り調査の”やってます感”出してる場合じゃないって。
ドライバーの休憩時間を奪ってまで。
ま、真剣なのは現場のドライバーだけで、その他の人は実績作りに真剣なだけ。
何も変わらないんだろうな。