どもKENTEKOです。
仕事から帰ってくると小さな靴があり、すぐに甥っ子が来てるとわかりました。
父の部屋のベッドでぐっすり眠っており。
そういえば、前の日曜も遊びに来てて、ベッドで横たわる父の横で遊んで、父も普段出さないくらいの大きな笑い声を出したりして、ちゃんと子供からパワーをもらってるんだと感じた。病気とか関係ないとばかりにいつも通りに遊んでくれてた。
その後、母と父の入院準備の買い物に出ていると、妹から甥っ子が父のベッドでおねしょをしてしまったと連絡が。汚してしまったシーツを洗濯しているとのこと。
それを聞いて「子供は容赦ね~な~」って苦笑いしちゃったよ。
もちろん父も怒ったりはせず「仕方がないことだ」で済ませた模様。
なんか、この世を去る予定の者とこれから当分生きていく者の邂逅とでもいうかの”おねしょ。”
そういえば、上の甥っ子もよく父のベッドでおねしょしてたな。
父のベッドには、子供をおねしょさせてしまう何かがあるのか?
父にしてみたら「人の寝床で勘弁してくれよ」ってところだと思うけど(;^_^A
父の入所する施設が決まった。
医師や看護師の見立てでは、あと二か月くらいだろうとのこと。
頭はしっかりしているので、父も自分の限界点は分かっているみたい。
施設が決まった時に父が「良かった」と言っていたと母が言っていた。
人に迷惑をかける事が人一倍嫌いな父である。
家で半寝たきりになっていることで母や私に迷惑をかけているとか考えていそうだ。
あと何かあった時に、母だけだったりしたら連絡などもままならない事があるだろう。
そういう色々な事を考えても、プロが居る環境で過ごせることは安心感になっていくだろう。
なるべく苦しまずに過ごせる様、祈ることくらいしかできないことが歯がゆいが、父が安心して過ごせるということが一番である。
妹にも仕事の時間を削って色々対応してもらっているので、本当に感謝しかない。
なんか漠然と、ずっと続く様な勝手な想像をしていた家族という物語であるが、やはり永遠とはいかないのが現実である。
私は『あの世』の存在を信じている。
別に他人に強制するつもりはないことだが、その方が私がそっちに行く時に、色々土産話を持っていけると思うからね。
そう思えば、自分のこれからの人生も色々見聞きしていこうと思える。
そういったことが人生の楽しみにもなるし。
何かの寓話で「親が子より先に死ぬことは幸せである」というのを見た記憶がある。
先に生まれたものが先に死ぬのが自然であり、子が先に死ぬのは不幸であるという内容なんだが、そう考えると我々は幸せなんだと。残念ではあるけども。