どもKENTEKOです。
私自身、若い時は怒りっぽかったなと思います。沸点が低いというか。
作業に集中してる時は無表情になるので、周りがそれを見て怒ってると勘違いし、勝手に怖いと思われている時もありました。酷い話ですわ。
それから色々怒ってもしょうがない事態に多く遭遇し、怒ってる暇があったら目の前の事を何とかしなきゃが続いた事で、怒り耐性が身に付いた
『怒り』が起こした最悪の事態で思い出すのが、昨年まで一緒に仕事をしていた共同経営者の事になります。Aとします。
Aは五十代中盤の男性。
アンガーコントロールが苦手なのか、私が知り合ってから『怒り』でしょっちゅうトラブルを起こしていました。
私の部下だった頃も任せていた拠点のスタッフと揉め、拠点のスタッフから私に直接電話が入り、事実確認のため現地へ赴きAに確認すると「私とスタッフの間には信頼関係が築けているので、そんな事はあり得ない。」と。
事前にスタッフにはハッキリさせるために、同席してもらう可能性について了承を得ていたので、後からスタッフ同席。そこでは出るわ出るわ。
Aは「その様に思われているなんて」といった言葉しか出ず。
本人も意識していないレベルで一時的な怒りの感情を出した事で、現場に居られなくなってしまった。
Aは、事業年度の半期切り替わりタイミングで、取引先への出向が決まりました。
私の管理下からも外れたので肩の荷が降りた。
当時Aは契約社員で、半年毎にある成果確認面接の場で、正社員への転換を本部長に伝えていたらしいのですが、話しているうちにエキサイトしていき、怒った様な感じで言ってくるのだと。それが数時間に及ぶ。
本部長との面談の前に私との面談もあるのですが、それも数時間に及ぶ。
その数時間の半分以上は、Aが自分の素晴らしさや実績などを言って、こちらを洗脳するかの様なトークを聞かされるのだ。それで評価を上げたいと考えているらしい。
毎回開始時に「今回は手短に」と伝えるが、中々それは叶わない。
当然ですが、そんな交渉結果では正社員化は叶わず。
本部長にしてみれば「なんでコイツは怒ってるんだ?」となり、円滑な交渉すらできない実績を残してしまっては、正社員にはしたくないでしょうし。
リスクの塊として社内では扱われていました。
そのあと少しして『組織改革』という名の元、リストラや追い出しが敢行される事になりました。
まず契約社員から、という事でAもターゲットに。
ちょうど取引先の社長から「事業拡大を考えているが人手不足なので誰か居ないか」という打診があったので、これはちょうどいい話と思って、本部長を絡めてAの引き渡しを調整した。
そうこうして、無事取引先への移籍が決まった。
それから6年程経ち、久しぶりに会ったAから私に移籍の打診が。
懐かしさに勘違いし、可能性を見誤り、移籍を決めてしまったのが私の失敗の始り(笑)
移籍してから約一年後。Aと私が会社を辞める事になる。
Aが致命的な取引先とのトラブルが起こしたのだ。
内容は、納品した商品に添付する看板の印字が薄いので、貼り直しを取引先から言われた事に怒りが爆発したのだ。
こうして文章にすると「いや、貼り直せよ」と思うだけだが、そこには伏線があって、毎日納品をしているのだが、入荷の担当者がこちらを無視をしたり、すぐ対応をしてくれない、荷下ろしの為のリフトを使わせてくれないなどのいやがらせ行為があった。
2t車一車分の納品だけで小一時間もかかる。普通にやれば10分程度で終わる仕事である。
その会社の求人には「口は悪いが、人情味のある社員ばかりです」とか書かれてて吹いた事がある。
「口が悪い奴は。性格も大概悪い」が正解だと思ってる。
孫請け状態から直請負を目指していたのだが、これまでの経緯からも、まともな取引先ではない事は分かっていたので、別の依頼を見つけた方がよくないか?と考えていたのである。
揉める前に社長に伝え、会社から”適切な対応”をして欲しいとの要望を出せば良かった。
それでも変わらないなども、継続的に会社としてのお願いを続ければ良かったのだ。
現場で怒鳴って解決などはありえない。
しかし人間である、感情の爆発もこれまでの経緯から仕方がない事も多少の理解はあったのだが・・・。
怒鳴ってしまった後、Aは流石にマズイと気付いたのか、ヘラヘラと笑い顔となり、怒鳴った相手に取り繕おうとしていたが、相手は完全にエキサイト状態。
取引先に怒鳴ったという結果だけが残ってしまった。
社長から「Aさんが取引先とトラブルを起こすのって、これが初めてじゃないんですよ。これで三度目です。パワハラ気質とでも言うんですかね。取引先の営業に対しても高圧的な態度を取るとかで、別の取引先社長からも言われた事があるんです。」
と聞かされた。
まだやってたのか。しかも取引先相手って最悪。
話に出てきた別の取引先営業さんをAから紹介された時、すごく仲良さそうな感じだったのに、蓋をあけると「実は困ってます」って、なんだかなぁ。
私の部下だった時のスタッフとの問題の時も「実は」って感じで、同じだなって思い出した。
結局、Aの”怒り”の爆発により、なぜか私も辞める事になった。
私が辞める事になった理由は、ザックリとこうだ。
「Aが連れてきた人物であること」
「Aがやるはずだった事業が、Aが居なくなる事で解散となる」
「その事業に入ってもらう予定だった(私)も、居場所がなくなる」
そんな感じで。
そんな結果って、ありなの?となんかモヤモヤしました。
私は従順に会社の利益になる様に動いてだけなので。
裏で文句を言う事はあっても、取引先に対し怒鳴るなんて事はしなかったし。
新規の取引先様案件の立ち上げをやって、さぁこれからだぞ~と思ってたところに、Aの暴走(笑)
あと、そういう流れにすんなりしていくのを見て、会社として別にそこまで私に来て欲しくなかったのかなという事を少し思いました。
私の移籍もAが勝手に盛り上がって、会社が一応事業部長という肩書も与えた手前、断る事も出来なかったと。
冷静に考えると、色々決まらなかった事が多かったですからね。
入社日、給料、担当業務等々。
毎回「どうなってますか?いつから勤務ですか?」とか聞かないと教えてくれなかったし。受け入れる体制、気持ちがあまり無かったのを感じます。
結構早い段階から「これは、地雷を踏んだか?」と思い始めました。
何とか入社したので、それからは集中してやっていきましたけど。
結論としては、
仕事で他人が見てわかるレベルで怒っても、
何も得する事は無いよ。
罪を憎んで人を憎まず。