Kenteko Blog

世間に渦巻く罵詈雑言を無視し健やかに生きるために

株式会社〇〇に参加している一個人として考える

どもKENTEKOです。

 

 

皆さんは、日本の終身雇用制度がアメリカから輸入された制度だって知ってましたか?

私は恥ずかしながら、このあいだ知りました。

 

アメリカは終身雇用制度でした、戦後復興期に日本がアメリカの豊な生活を見て、それに倣う形で取り入れたのが『終身雇用制度』だったのです。

その後、日本の急激な成長に押され、アメリカでは1970年ころに『終身雇用制度』が崩壊し、『成果主義』に向かったという流れ。

 

日本は現在、過去のアメリカと同じ道を歩んでいますね。

ただ、日本は保守的思考が強すぎて、中々そちらへの移行が進んでいないというのが実情みたい。

その一環のひとつが、同一労働同一賃金であったりする。

 

終身雇用制度崩壊の動きは、各企業が行っている早期リストラなどを見れば、確実に進んでいると感じる。

となると、個人の意識を変えていかないと間に合わないこともある。

 

どこかの会社に所属しているという事は、その会社の事業プロジェクトに参加しているという意識でいる方がいい。

 

 

 

 

◆プロジェクト参加としてみた場合

私は試用期間中で退職を決めたが、その会社では私が参画して実績を出す事が出来るプロジェクトが存在しない(厳密には、下積み数年後に幹部という遠回りの道しかない)、私の現時点の経験やスキルを活かす事は出来ない。

それを考えると、自分の専門性が高まらない作業に人生の時間を割いて、下積んでる場合じゃないと思えるのだ。

 私世代だと、転職回数に対する”ネガ認識”はまだ強めだと思う。

この認識は世代を追うごとに変わっていくと思う。

若い層ほど、それほどでもない。

 

 

◆『ライスワーク』か『ライフワーク』か

転職が、リストラにあいとにかく食い扶持を維持するためというネガなものから、

・専門性を高めるため

・収入アップを目指すため

・生涯の仕事を得る為

といった事を追求するために、同業業種間人流が増えていくかもしれない。

明確に『会社は社員を定年まで守らない』を打ち出している以上、働く側もそれなりの覚悟というか、認識で自分の人生の航路を決め続けていかなければならなくなる。

有限会社”自分”の経営者として、選択・決断の連続になる。

本来はいつもそうなんだけどね。

 私の場合、『ライフワーク』を探すのが仕事探しの目的となる。

 

 

◆今やっている仕事は現代の『蟹工船

今回、耳障りの良い『幹部候補』という名目で入った先は、現代の蟹工船でありました。

時間から時間へ、とにかく人を消耗品としてコキつかう事で成り立っている現場。

年二回の健康診断の理由は、社員の健康を気遣ってではなく、体を壊す仕事だからである。

 

また、作業内容を見ていて、全て”ロボット化”出来る仕事です。

倉庫から商品をピッキングしてきて、仕分けソーターに流す。

流れてきた商品をカゴ代車に積載し、出庫までの間の保管倉庫に移動させる。

これらは全てロボットで可能です。

すぐにではないにしても、それが出来る企業に仕事を奪われる可能性大です。

経営者がどう考え選択していくのかで、状況は一気に変わるでしょうね。

それが起こるタイミングが定年間際とかだったら最悪。

 

 

 

◆やっぱり体を壊す職場

 仕事の合間に私が辞める事を聞きつけた班長が話しかけてきました。

幸い社員同士は至って普通なので助かります。

班長も体の主に間接部分を悪くしており、色々騙し騙しでやっていると。

まぁ、そういう職場なんだという事が判ってよかったです。

 

 

◆放置はOJTとは言わない

一応然るべき人には、退職する情報が行ってるんだなとわかり安心しました。

しかしこれまでの他の人と違うカラーの姿については一切の説明はなく、謎の存在は変わりません。

基本放置で、現場スタッフの方に教えてもらいながらそこの仕事を覚えるという形で、まぁ時間も経てば覚えるのですが、大した事してないんだから、最初にしっかり教えるだけで、現地スタッフの苦労は大幅に減ると思った。

うろ覚えでもなんでも、事前に聞きかじっているのと、まったく何も知らないとでは、かなり違うと思う。

弁当屋の時、新規配達スタッフが放置OJT気味になってしまった時に、かなりの人数が辞めましたのでね。

 

 

◆スタッフ同士の仲が悪い

社員同士は(建前上)仲が悪くはないと書きましたが、社員-一部アルバイト、アルバイト-アルバイト間は違います。

そんなこんなで、底辺作業が底辺労働者を生み、底辺労働者同士でマウントを取り合う。

そんな中に、周囲にも私にも何の説明もなく投入され、消耗する毎日。

「この仕事(作業)に未来はあんのか?」と入った直後から自問していましたが、最近でた結論は『未来はない』

他称『幹部候補』(自称 現場作業員)で入った立場であるからこそ、ここの仕事の将来性には不安しか見て取れませんでした。

 

 

◆センター長と久しぶりの会話

クッソ忙しいセンター長なので、中々会えないのですが、流石に私が辞めると言い出した日には話し合いの場を持つ事が出来ました。自販機前で立ち話ですがw

聞くとセンター長にはなってまだ四カ月しか経っていないのだとか。

それを聞いて、それで「頼りたい」とか「助けて欲しい」とか言ってるのかと理解。

私の勘違いで最低でも四年くらいはやってると思っていたので、何か手伝う事があればね~と思っていたが、就任したばかりではそういう気持ちになるのも判るが。

ただ、私の中で結論は出てしまったので。

これまで格別な”期待”や”気遣い”をして頂いた事には大変感謝していること、しっかりと辞めさせて頂く事を改めて伝えた。

 

 

◆辞める決定をして

一瞬だけ「本当に良かったのかな」と思うところもありましたが、色々総括すると辞めて正解でしょう。

そもそもで、労働条件がいきなり違いますし。

班長とその部下さんたちの働き方を見てると、長時間労働の極みみたいな事をやっているので、それを見て「やっていきたい!」なんて思える訳もなく。

そして体も壊れるの確定みたいな結果を見せられれば猶更。

働いて給料貰って、仕事が原因での体調不良に医療費を払うサイクルって、一体何よと聞いてて思ったし。

そんなこんなで、一切の迷いもなく終われる。