どもKENTEKOです。
全国一律に時給1500円以上に、という内容。
これ労働者側では実現したらいいですよね~。
経営者側で見たら結構ヤバイです。
時給1500円。
やってた弁当屋をベースに一日あたりの人件費を試算すると、
①盛付スタッフ
3名 × 5時間 = 15時間 = 22,500円
②午前配達スタッフ
3名 × 4時間 = 12時間 = 18,000円
③午後配達スタッフ
2名 × 4時間 =8時間 =12,000円
合計
①22,500 + ②18,000 + ③12,000 = 52,500円/日
当時一日の平均売上金額が、120食 66,000円程でしたから、
原価率が45%(リアル。米が高い)だったので、粗利36,850円/日。(55%)
人件費払って▲15,650円の赤字。
平均営業日数25日になるので▲391,250円。人件費だけでこれだけの赤字。
更に固定費が上乗せになります。
当時の固定費は約20万円でした。
合算すると毎月約60万円の赤字に。(ヒェッ)
単に人を入れすぎじゃないか?と思われるでしょうが、まぁ実はそれもあります(;^ω^)
”人件費を減らす=経営者が作業に入る”という構図になり、私たちは”愚かにも”それをやってしまいました。目先の経費を削るだけで、事業の発展性を殺す事に。作業以外をする時間が取れません。資金繰りの為に動く時間さえありません。
今年経営を引き継いだ方は経営者でしたので「全ての作業はスタッフにやってもらう」という現場設計基準があり、今回の人件費設定もそれに準じた内容にしました。
で試算すると、こうなりますです。
・結論
どっちにしろキツイ。
あくまでも現時点で時給1500円になったらの試算ですからね。
一日あたり400食とかになれば、状況も変わるでしょう。
知らんけど。