Kenteko Blog

興味のあることや経験談など

【小規模M&A】【会社売却】 私の場合②

 

 

M&Aとの出会い 

燃え尽き症候群とも言える状態で事業に対する情熱を失ってしまった私。

日々の業務をただただ淡々とこなすだけの状態が続いていました。

オーナーがそんな状況である事は、スタッフにはバレない様に細心の注意を払っていました。努めて明るく。

 

「こんな状況ではいけない」とは心で思うのですが、情熱は湧き起りません。

仕事の大変さというよりも、共同経営者に引っ掻き回された事の対応をし続けた事が原因だと思います。

だって仕事自体は楽しかったので。

 

そんなある日にヒラメキがありM&Aできるんじゃない?」という事が脳裏に浮かびました。これは冗談抜きで。

多分どこかで情報を見ていた可能性がありますが脳内で紐づいた感じ。

「ダメもとでやってみょう」と、そこからはM&Aの情報を漁る日々が続きました。

ただ単に検索ワード「M&A」などで調べると、大きい会社の話が出てくる事が多いので、色々なワードと組み合わせて検索をしていました。

 

一番の気がかりだった点は債務超過状態」の会社を買ってくれる事があるのかどうかでした。

債務超過(さいむちょうか)とは、債務者の負債の総額が資産の総額を超える状態。つまり、資産をすべて売却しても、負債を返済しきれない状態である。

法人及び相続財産の破産手続開始の原因並びに株式上場企業における上場廃止の原因である。引用元=wikipedia

二期分の決算書を引っ張り出して自社がどのような状況なのかを確認。

立派な債務超過状態でした(笑)

 初年度200万、2年目500万の債務超過

 

現在の債務超過企業のM&Aの実態を調べていくと、債務超過状態でもその事業に将来性があれば、買ってもらえる可能性はあるとの事で、売値はかなりシビアにはなるものの買い手がいない訳ではないということでした。

 

そもそもM&A事業再生の側面があるので、今がダメでもヒト・モノ・カネが準備できる企業や人が取り組めば、結果は違ってくるというキッカケとなる継承ですからね。

 

ウチの場合は「カネが足りない」が最大の懸案事項でしたから、そこがクリアー出来るオーナーの手に渡れば、再建は可能であると考えていました。

カネの問題なら融資を受ければいいのでは?という発想もありましたが、そもそもこの事業に対する情熱が無くなったオーナーがやっていてはダメだろうということです。

 

 

 

M&Aを始める 

色々調べて心の整理を付けた後、実際にどうやっていくのかを考えました。

選んだのは某M&A専門サイトでした。

一時間ほどかけて現在の状況などを登録。

買い手の目に留まる様、なるべく詳細な情報を心がけました。

※同業さんの文章も参考(コピペ)にね。

 

登録後、数日内に複数のアドバイザーからサイト経由で初期連絡が届きます。

このアドバイザーという存在は、売り手と買い手の仲介をしてくれる役割の個人だったり法人だったりします。

買い手さんからの問い合わせも発生するので、そういった事の諸々をお願いする先になります。

逆に無しでも問題ありません。

うちみたいな小資本の会社だったら、要らなかったかもです。

手数料もかかるので、そのあたり勿体ないと感じる場合は、全部自分でやるといいかもしれません。

 

私の場合、日中に弁当配達をしてる関係上、買い手希望者さんから「今から決算書を見せて欲しい」とか言われてもすぐ対応できないといった事情もありました。

こういうのって、買い手さんの事情に合わせないと、中々難しい時があります。

「税理士さんとの打ち合わせ中なのですぐ欲しい」と言われ、「店に戻ってからなので三時間後になります。」とかは絶対ダメではありませんが、流れる可能性が高い。

買い手さんが決めたい時に資料が無いという事はなるべく避けるのが鉄則。

ということで、問い合わせがきそうな資料をあらかじめアドバイザーに渡しておくと、その辺の対応もしてくれるという訳です。

なのでいくつかのアドバイザーさんとお会いして、うちの規模感に合うんじゃないかと思った方にお願いする事となりました。

 

アドバイザーで費用は色々だと思いますが、「成果報酬」でしか費用発生しないところを選んだ方がいいと思います。

今回の場合だと「成果報酬のみ」、金額は売却金額ごとの”レンジ制”でした。

500万以下の取引だったので100万円(税抜)が成果報酬。

売れた金額の中から支払うので、売り手としての持ち出しはありません。

 

 

・売るために 

サイト登録してから結構な勢いで”お気に入り登録”がされていき、「これは期待できるんじゃないの~!?」と反響による手ごたえを感じました。

上述したアドバイザーは、少し日数が経ってからの契約だったので、初期は買い手さんからの問い合わせ対応をしていました。かなりあたふたしていたと思います。

 

その後、アドバイザー契約を締結しましてすぐ指摘を受けたのは、双方が素性を明かす際に強制的に締結される秘密保持契約(NDA)を交わしてから詳細情報を出す様にとの事で、完全にお上りさん状態になっていた私は、初期の頃の方々に結構情報を与えていた事を思い出し反省。

 

感触として、初期にグワッと前のめりで来る方々は続かなかったです。

実際に買ってくれた方は、第三波圏の方でした。

 

見学対応も時間が許す限り対応。

売る事が最終目標になっているので、それに伴う労力は惜しみませんでした。

1件目の見学は、自分でも分かるくらいに話があっちゃこっちゃになってしまい、終わった後にアドバイザーから色々指摘をされました。

しっかり知っておいてもらいたいという真面目さがしっかり伝わったと、そこは良いとも言ってもらえました。

2件目は少し落ち着いて出来たと思います。

それを3件、4件とこなすうちにけっこう慣れていきました。

 

見学も波があり、パタッと止まる時があるので「もしかして売れないのでは?」と不安になる時も結構ありました。

 

③へ続く